中野渡しほ
保育士を対象とした実態調査は、平成27年に実施して以来、2回目の実施となるわけでございますが、今回の保育士等実態調査の結果について、道としてどのように受け止めているのか伺います。
調査結果の受け止めについてでありますが、道内において待機児童数は減少傾向にあるものの、今後、こども誰でも通園制度や、病児保育、医療的ケア児の受入れなど、さらに多様化する保育ニーズへの対応に向けて、保育士等の確保を進めていくことが喫緊の課題であるものと認識しております。 今回の調査によって、保育士の現状や保育所、保育士養成施設等の実態を把握することができましたことから、この結果を踏まえまして、効果的な保育人材の確保策の検討をさらに進めてまいります。
中野渡しほ
実態を把握できたとのことでございますけれども、今回の調査対象は前回に引き続き保育士を対象とした調査に加え、新たに保育所等の事業所のほか、保育士養成施設と養成施設に通う学生を対象として調査を実施しておりますが、それぞれどのような傾向が見えたのか伺います。
中村 子ども政策企画課子ども成育支援担当課長
実態調査の傾向についてでありますが、現在保育士として勤務している方を対象とした調査では、現在の職場の満足度について、「満足」と「やや満足」を足した割合は勤務日数、勤務時間など全ての項目において、前回調査よりも高くなっており、職場環境等の改善が一定程度進んでいると思われるものの、現在の職場に改善してほしい項目として、給与面や職員数の増員などを望む方が多いことから、さらなる就労環境の改善に取り組む必要があると考えられます。
また、保育所等の事業所を対象とした調査では、約8割の保育所等が保育士の採用に困難を感じており、職場定着のための働きやすい環境整備のための取組として、給与水準の引上げや事務の効率化といった環境改善を進めたいと考えている事業所が多くなっております。
また、保育士養成施設と学生に対する調査では、学生が保育士として就職先を決めるに当たっては、職場の雰囲気や初任給の高さなどを基準にしているほか、7割以上の学生が保育士として就職を希望する一方、賃金面の理由などから保育士として就職を決めかねている学生も2割程度いることなどが分かったところです。
中野渡しほ
満足度が少し高まりつつある一方で、改善点も見えてきたとのことでございますけども、私はかねてから保育の課題について質問してきており、給与改善、職場環境の改善、人間関係の問題などの解消を指摘してまいりました。実態調査の結果でもこうした課題は同様となっております。給与改善や職場環境の改善は、何らかの取組があるところでございますけども、人間関係などの問題について、保育士からの相談に対応するような取組が必要と考えますが、本年2月から開始した関係者との勉強会ではどのような議論が行われているのか、また今後どのように対策を進める考えなのか伺います。