(令和7年2月18日)
子ども政策調査特別委員会会議録

中野渡しほ
14振興局に実際に足を運んで、直接、小中高生の声を聞いてくださったということに、まずは感謝を申し上げます。私も中学と高校の事業の実施状況を視察させていただきましたが、実際に学校に足を運ぶということの重要性も再認識をさせていただきました。道の職員やマスコミなど、外部の者がたくさん来ていても、ジャージ姿のままの生徒が何人もおりました。服装一つからも、生徒自らが選ぶ権利が尊重されていることが表れており、発言もやはり伸び伸びと活発なものでありました。制服の在り方等、別の施策についても示唆に富むものがありました。今回の取組の中では、学校ばかりではなく、障がいのある子どもが生活をしている施設にまで足を運んで、直接意見を伺ってくださっておりますが、その意義についてどのように捉え、また他県などで同じ取組をしているところがどのくらいあるのか伺います。

工藤 子ども政策企画課長
障がいのある子どもからの意見聴取の意義などについてでありますが、障がいのある子どもたちが抱える困難さや経験、考え方などは、社会が取り組むべき課題を表していると考えられ、こうした子どもたちの声や反応を受け止め、政策に反映することで、施策がより実効性のあるものとなるほか、子どもたち自身も、意見や思いを受け止められ、尊重される経験を通じて自信を持てるようになり、自己肯定感の向上や、さらなる意思の表出につながるものと考えられます。 このため、道では、障がい児施設等を訪問し、身の回りのことについての希望や、困ったことがあったときにどうするかなど、障がいのある子どもたちの声などを受け止める取組を実施したほか、施設職員とも、今後の意見聴取の在り方等について意見交換を行ったところでございます。 また、昨年11月に他県が実施した調査によれば、施設等に訪問するなどといった具体的な方法は不明でありますが、幾つかの県で、様々な困難を抱えた子ども、若者の意見反映の取組が実施されているものと承知してございます。

中野渡しほ
障がいのある子どもたちに寄り添った、全国的にも先駆けて行っている取組を進めてくださったことに敬意を表したいと思います。ありがとうございます。
 一方、ウェブアンケートにつきましては、570件の意見提出があったとのことでありますけれども、道内の小中高生全体の人数に照らしますと、必ずしも多いとは言えず、関心のあるテーマであったのかという点で精査も必要なのではないかと考えます。今後、どのようにしてテーマを設定し、より多くの意見の提出につなげていくのか伺います。

工藤 子ども政策企画課長
テーマの設定についてでございますが本事業では、まずは広域募集として、道行政10分野について、全道の子どもたちから広く意見を聞くこととしたことから、子どもの負担感を軽減し、より多くの子どもに参加していただくため、あらかじめテーマの数を絞り込むこととしたところであり、子どもが意見を表明するに当たり、より適したものとの視点で各部局においてテーマ設定を行ったものでございます。
 本年度、インターネットでの意見募集や学校での意見交換の際に、子どもたちが希望するテーマについて、アンケートを実施したことから、この結果を庁内で共有し、今後のテーマ設定に当たっては、子どもたちの声が反映されるよう取り組んでまいります。

中野渡しほ
お願いいたします。では、総括として今回の結果をどう受け止め、今後、子どもの意見聴取にどのように取り組んでいくのか伺います。

野澤 保健福祉部子ども応援社会推進監
今後の取組についてでございますが、道では、今年度、子ども向けパブリックコメントの本格実施や、子ども部会の開催等のほか、インターネットの活用や道内各地の学校への訪問により、子どもたちから直接意見を聞き、施策に反映させるなどの取組を進めてきたところです。 学校訪問時に実施したアンケートによれば、回答した子どもの97%が、子どもの意見を聞く場は必要だと答えており、さらに、課題把握のために子どもにも意見を聞いてほしいとの考えが述べられるなど、子どもの意見反映の取組は、事業に参加した子どもたちからも、その意義が高く評価されているものと考えております。 今後とも、子どもたちが意見を述べることができる場や機会をつくり、施策への反映を検討し、その結果を参加した子どもたちに分かりやすくフィードバックするとともに、広く道民の皆様にもお知らせすることで、子どもの意見の尊重や表明しやすい環境づくりを進め、道内の子どもたちが将来にわたって幸せな生活を送ることができる社会の実現に取り組んでまいります。
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